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2023.06.01お知らせ

関係の質を高める

「成功循環サイクル」というものをご存じでしょうか。
これは、米マサチューセッツ工科大学(MIT)組織学習センター創始者のダニエル・キム氏が提唱したもので、組織が成功に向かうために必要な4つの要素と、その関係性のサイクルを示したもので、私も「心理的安全性」の必要性を説明する時によく活用させていただきます。

この考えによれば、職場で社員間の良好な信頼関係が築かれていると(①関係の質)、社員の思考が前向きになってモチベーションが高まる(②思考の質)。 すると新しい行動にチャレンジする意欲が生まれ(③行動の質)、良い結果が出やすくなる(④結果の質)。それによって職場の人間関係もさらに良好になる(①関係の質の更なる向上)というポジティブサイクルを生み出すというものです。

逆に職場の人間関係が悪く、不信感が募れば(①関係の質の低下)、思考が委縮して視野が狭くなり(②思考の質の低下)、行動も消極的になり(③行動の質の低下)、おのずと結果も出なくなる(④結果の質の低下)、そしてますます人間関係も悪くなる(①関係の質の更なる低下)というネガティブサイクルに陥ってしまうというものです

このポジティブサイクルを作るためにはまず「関係の質」を向上させることです。

なぜなら「関係の質」が構築されていない状態で、「仕事は結果だ」と「結果の質」や「行動の質」を変えようと指導しても成果が得られないだけでなく、さらに関係が悪化する可能性が高いからです。

「関係の質」が高い状態とは、シンプルに言えば、職場の仲間同士がお互いに理解し合っている、つまり「相互理解」している状態です。

では、具体的に何をすればよいのか次回お伝えしたいと思います。