2023.08.07お知らせ
相互理解するためのポイント③ 「積極的に傾聴する」
部下との対話では「積極的に傾聴」することを心掛けてください。
積極的とは「聴いてあげてもいいよ」と受け身的に聴くのではなく、「是非聞かせて」と積極的に身を乗り出すようにして聴くことです。
傾聴とは「相手の話を評価したり、話を遮ったりせず、あるがままに受け入れ理解すること」です。
この積極的傾聴はリーダーであれば(もちろんリーダー以外も)必須のコミュニケーションスキルと言えます。
目的は部下を理解することです。
ただ、多くのリーダーが部下の話を聴く時に「理解しようと思って聴くのではなく、答えようと思って聞いている」と言われます。
実際、上司は部下よりも知識も経験もあるので、部下の話を聴いている時すぐに分かった気になって、途中で話を遮ってアドバイスしてしまったり、部下の話を「これは合っている、これは間違っている」とジャッジしてしまいます。これは情報を振り分けているだけで、理解ではありません。
部下の話を聴く際に上記のような落し穴にはまらずに、しっかりと理解するために意識することとして
以下の2点を意識しましょう。
①「同感」ではなく、「共感」する
「同感」とは、部下と同じ考えや意見を持っていること、「私もあなたの意見や気持ちと同じ」というように自分が主語になり、自分視点で相手の話を聴くことです。
これだと自分と相手の考えや気持ちが一致していない時に、その意見を受け入れがたく感じてしまいます。
一方「共感」とは、相手と自分の意見、考えは違っても、相手をありのまま理解することです。
「あなたはそういう意見や考えだということが理解できた」というように主語は相手であって、相手目線で理解することです。
組織において、組織のミッションやビジョンは一致している必要はありますが、個々の考え方や価値観は一致しているとは限りません。
それどころか「ダイバーシティ」注目されている昨今では尊重その違いことが組織の強みとも言えます。
因みに、ダイバーシティとは日本語で「多様性」を意味し、組織やグループなどで多様な人材を登用したり、声を取り入たり、それぞれが持つ違った能力をいかすことで、組織の競争力を高めようとする取り組みを指すことです。
②「無知の姿勢」で聴く
正しく部下の状況や気持ちを理解するためにも、まずは意識的に自分の知識や経験を頭から追い出すことです。
そして一旦アドバイスは忘れて「知らないから教えて欲しい」という「無知の姿勢」を心掛けて部下の話を聴いてください。
最初は、なかなか難しいかもしれませんが、日々意識して行うことによって必ず身に付くはずです。
